私たちが普段食べている食材のなかには、わんちゃんにとっては有害となる成分を含むものも多くあります。ここでは、わんちゃんが食べてはいけない果物と、食べていい果物をまとめました。ぜひ、わんちゃんの健康管理に役立ててください。まず、食べてはいけない果物として代表的なものをご説明します。
食べてはいけない果物
◎ぶどうとレーズン
腎不全を引き起こす可能性がある。
舐めた程度ではそれほど問題はないのですがぶとう1粒、レーズン15粒であれば中毒症状の出る可能 性が高くなります。
◎ドライフルーツ
糖分が非常に高く、食物繊維も多いため、軟便や下痢の原因になることがある。
◎プルーン
プルーンの葉や種、また茎が原因で呼吸困難やショック症状を起こすことがある。
プルーンの毒性は乾燥する過程でより強くなるため、ドライフルーツは要注意です。
◎イチジク
口内の炎症や嘔吐の原因になる。
◎さくらんぼ
サクランボの種には犬にとっては有害な成分が含まれています。中毒を引き起こす原因となるので、犬が誤食しないよう、与えるときは必ず種を取った実の部分だけを与えましょう。
◎柑橘類
未熟な柑橘類に含まれる成分「アルカノイド」により中毒症状になることがある。
与える際は 熟したものを選ぶよう注意してください。
また果物の皮には有害な成分を含んでいるものも多く、中毒症状を引き起こす原因になるので与えると きは必ず 皮を剥いてあげるようにしてください。
◎アボカト
アボカトは野菜と思う方もいるかもしれませんが果物に分類されています。
嘔吐・下痢・軟便・呼吸困難・痙攣(けいれん)の原因になることもある
アボカドやアボカドオイルを使用したペット用製品も販売されていますが重篤な中毒症状を引き起こし た例も報告されていることから、現時点においては食べさせない方がよいと考えられます。
食べていい果物
いちご・りんご・バナナ・キウイ・パイナップル・メロン・みかん・オレンジ・スイカ・梨・柿・くり
ブルーベリー・桃・さくらんぼ・柿・カシス・アサイー・クランベリ・栗・マンゴー・ライチ など
たくさんありますね。ただし、次に説明する『食べさせる時の注意点』をよく読んでから食べさせてあげてください。
食べさせるときの注意点
わんちゃんは、食べ物を噛まずにそのまま飲み込んでしまうことがあります。場合によっては喉に詰まらせる可能性もあります。必ず小さくカットしたり、すりつぶしたりしてからあげるようにしましょう。
皮や種のある果物は、人間が食べるときと同じように、必ず外皮を剥いてから与えましょう。
中にはバナナのようにわんちゃんにとって危険な成分が含まれているわけではないものもありますが、基本的に皮は消化が悪く、消化不良や腸閉塞などにつながります。
果物を与える量は、果物を与えた分の主食を減らしてカロリーオーバーしないよう注意しましょう。カラダの小さい犬にとってはかなりの高カロリー食品です。
食べてはいけない果物を食べたときにどうしたらいいか
わんちゃんの誤食や中毒症状に気付いたとき、無理に吐かせようとするのはかえって、気管を詰まらせる原因となり命の危険にさらす可能性もあります。
自己判断せず、できるだけ早く獣医師の診察を受けるようにしてください。
まずは『いつ ・ 何を ・ どれくらい』食べたか確認しましょう。
犬の体重と食べた量を把握することで、症状が軽度か、それとも重度なのかの判断に結び付きます。
症状があるなら、『いつから、どのような症状が、どのくらいの頻度で』見られるのかもチェックしておくと、すでに中毒を起こしてしまっている可能性が高いか、判断するのに役立ちます。
まとめ
わんちゃんと暮らすうえでは、食べてはいけないものを覚えておくことは大切です。
食べ物を与えるときは十分に配慮し、異変が見られたらすぐに動物病院に相談しましょう。
当店と常に連携している、どうぶつ病院四条堀川院でも誤食の診察は可能ですので、お気軽に獣医師にご相談ください。
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